双極性障害を発病して13年。引きこもり生活から回復しフリーライターとして働いた体験談

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フリーランスとして働き始めるまでの経緯

現在フリーランスでライターをしているrotherbst(ペンネーム:秋月紅葉)です。

信頼できる主治医や家族のサポートにより、体の調子が良いときにライターの仕事を承っております。

私の病気は双極性障害で、発病してから13年です。

2010年に職場の人間関係やオーバーワークがたたり、うつ病と診断されました。

休職し職場復帰するものの、再度病状が悪化し退職しました。

退職後は3年ほど職に就かず、引きこもりのような生活を送ります。

精神科へ通院していたものの、病状が改善されなかったため、主治医の変更を行いました。

このとき私のかかっている病気がうつ病ではなく、双極性障害であったと判明したのです。

幸いにして信頼できる現在の主治医と巡り合え、少しずつ回復していき、妻や子供たちと接する時間が設けられるようになりました。

そんな折、妻から某クラウドソーシングサイトに登録してみてはと、話しがあったのです。

かねてから文章を書くことが特技であり、物は試しにと当該サイトに登録し、2017年からフリーランスとしての仕事がはじまりました。

フリーランスとして働いて感じた魅力

自分らしい働き方

私は子供のころから人との関わり合いが不得意でした。

表面上は人間関係を取り繕えるものの、自分と合わない人とのコミュニケーションや、望まない業務がストレスとなり、気が付かないうちに心の奥底に疲れが積み重なっていきます。

そしてストレスが表面化して、心身に不調を来たしてしまったのです。

そういった私の特性を考えると、フリーランスというのは自分らしい働き方であると感じています。

私が仕事を引き受ける上で最も重視しているのが、クライアントとの相性です。

ネット上でのやり取りとなるため、対面でのコミュニケーション以上に相手の人となりや、意図していることが汲み取りにくいデメリットが挙げられます。

しかしそれ以上に、自分が合わないと感じた仕事を引き受けなくてもよいメリットが、私の性分に合っており、自分らしい働き方なのではないかと考えています。

時間の余裕が生まれる

私の経験上ですが、フリーランスは時間の余裕を作りやすい業態であると感じています。

自分で仕事量を調整できるため、仕事以外の時間を意図して設けることが可能です。

仕事がない時期に以前から興味があった、哲学や投資の知識を深めることができました。

また時間の余裕が生まれるため、自分の体調を見つめ直す機会を作れるのも大きな魅力です。

双極性障害は躁(そう)と鬱(うつ)を繰り返すため、うつ状態のときにはベッドから起きられず、仕事どころではありません。

私は例年3月~6月にかけて、体調を崩す傾向にあります。

ベッドに寝込む時間が多くなってきたと感じたら案件を減らし、体調が戻ったら仕事量を増やすといった調整が行えるのです。

フリーランスならではの苦労

案件を獲得するのに苦心する

現在2つのクラウドソーシングサイトをメインに活用していますが、募集している案件の総数によるものの、10件応募して1件仕事を取れれば好成績です。

また苦労して獲得した案件が一度きりであり、記事の納品が完了したら、次の依頼を探さなければならないことがあります。

またフリーランスには一定の営業能力が求められます。

ある程度自己プロデュースして、クライアントから仕事を獲得しなければなりません。

フリーランスとして働き始めたころは、どのように案件に応募をしたらよいかわからず、頭を悩ませました。

ネット上の情報や友人のアドバイスをもとに、仕事を受ける上での条件を記載した書類やサンプル記事を少しずつ用意し、現在の形に落ち着きました。

営業や自己プロデュースが苦手な方には、残念ながら敷居が高い働き方と言えるでしょう。

報酬がもらえないリスクに常にさらされる

クラウドソーシングサイトには報酬の未払いを防ぐ仕組みが設けられており、当該サイト上でやり取りをしている限り、原則的に報酬の未払いは発生しません。

その代わり報酬の一定割合を、手数料としてクラウドソーシングサイトに支払う必要があります。

フリーランスとして6年仕事をしているものの、報酬がもらえなかったことは1件もありませんでした。

しかし1件だけ、納品物を提出した途端、クライアントとの連絡が途切れたことがあり、肝を冷やした経験があります。

募集している案件を精査せずに応募し業務を請け負ってしまうと、想定外のトラブルに見舞われるリスクがあるのです。

まとめ:自分のペースで働けるフリーランス

自分のペースで働けるフリーランスは、私の病状や性格にマッチした業態です。

すべての人におすすめできる働き方ではありませんが、自分の病状と相談しつつ仕事をできるのは、フリーランスの大きな魅力となっています。

私が働けるまで回復できたのは、病院を変えたことが非常に大きなウェイトを占めていると考えています。

もし主治医や医療機関に不信・不満を感じているのであれば、病院変更も選択肢の一つです。

当記事が病気と上手に付き合いつつ、自分の体を第一に考え、無理ない範囲で働く助けとなれば幸いです。

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秋月紅葉

介護施設にて事務職員としての勤務経験あり。
小学生と高校生の2児の父親。
家事をしながら、子供たちが家にいない日中に執筆業務を行っている。

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